折本ひとみの活動報告折本ひとみの活動報告

決算報告書の「義援金」訂正


浦安市の情報公開室に、9月3日付で出された23年度決算報告書の訂正通知がありました。

この、財政課からの各所属長宛「平成23年度浦安市歳入歳出決算に係る主要施策の成果等に関する報告書の正誤表について(通知)」には、以下のように「訂正が生じておりますので通知します」と書いてあります。




9月3日にもなって、です。
議員とプレス用には、8月27日の議会告示日にギリギリ製本し直したものの、庁内部課長に渡してしまっていたものは、回収して製本し直すわけにもいかず、正誤表を配って対応ということにしたのでしょう。

つまり、週刊ポスト記事が出てから、10日後に報告書が作り替えれれ、さらに、各所属長に渡っていた報告書の訂正は、それからやっと一週間後に行われた、ということになります。

3億円超の金額が、決算報告書からもれていた由々しき事態。

この原因はどこにあるのか。
原因究明をし、その結果を今後に生かして行かなくてはなりません。

しかし、浦安市議会では、議員の責務を果たすために市政・予算のチェックをして、究明をしようとするものは、問責決議や懲罰動議にかけられるのです。

10月1日(月曜日)の9月議会最終日には、「広瀬明子議員の懲罰」、「折本ひとみの問責決議」と続いたあと、議案の採決が行われるようです。

1,517名の願い


再び出された「高洲中央公園の災害モニュメント建設中止を求める請願」の審議が、24日の総務常任委員会でありました。

前定例会・6月議会で否決された請願。
今回は、議会に請願を出す前日に、市長に1,517名の署名が届けられています。

私は、今回も筆頭紹介議員として、再び請願に至った理由を説明し、質疑に答えました。

この請願に関しては、広瀬明子議員が一般質問で取り上げ、その中に議決を軽視するような発言があったとして、「懲罰委員会」まで開かれています。

浦安議会始まって以来の「懲罰委員会」のもととなった一般質問では、一方で大変な事実も明らかになりました。
総務部長の答弁によると、高洲中央公園にモニュメントを造って欲しいという人は、なんと一人もいないということなのです。市当局はそういう意見を確認していないということです。いったい誰がこの「モニュメント」を残したいのでしょうか。


東日本大震災でたくさんの犠牲者が出た石巻市は、津波によって公民館の屋上に取り残されたバスを撤去しました。津波の脅威を後世に伝える「モニュメント」としてバスを残す案もあったようですが、住民からは「震災を思い出すので早く下ろしてほしい」との声が多く寄せられていたそうです。
石巻市雄勝総合支所の担当者は「新たな気持ちで3月11日を迎えるため、震災1年までにどうしても下ろしたかった」と話している、と新聞記事にありました。

液状化により県議会議員選挙を延期するほどの甚大な被害を被った浦安市。
その液状化の被害を後世に伝えるために、市長は「浮き上がりマンホール」を震災モニュメントとして残します。
その市長に届けられた、1,517名の市民の声。

復興にむけての市民の気持ちは、石巻も浦安も同じだと思うのですが。



そして「懲罰委員会」


宝新議員他3名により出された「議員広瀬明子君に対する懲罰の動議」が可決したことにより、「懲罰特別委員会」が開かれました。

動議可決後即開かれた委員会では、委員長・副委員長を決め、二回目となる今日はまず、「懲罰を科すべきか」から審議開始。

私は、「懲罰」には到底あたらないとして動議に反対したのですから、当然のことながら「懲罰を科すべきではない」ことを主張しました。

根拠としては、以下二点です。

一点目は、事務局が検討資料として出してきた、広瀬明子議員の一般質問の議事録(会議終了後回収)を読んでみても、「議会の決定を軽視した」発言は見当たらなかったこと。

二点目は、「誤解をうけるような発言をしたことは謝罪とともに削除する」ことを願い出て、議長の確認の下すでに削除済みであること。


動議の提出理由となっている、
広瀬議員:「ですから議会が反対してもそんなに拘束されないでもいいんですよ。そういう事例があるのだから」
の部分は、実際請願を出された方に議会事務局が、「議会の議決に拘束力がない」旨の説明をしていることからも、問題がないと考えます。

また、
広瀬議員:「無視してもいいというのは言いすぎで、そこは取り消します」
の部分は、他議員の「無視してもいいと言っていた」というヤジ声を受けて、広瀬議員が応えているだけであって、広瀬議員の発言の中に「無視してもいい」という文言は、全く見つかりません。

また、全国市議会議長会の見解にもあるように、「懲罰」の対象となるのは、発言の取り消しに応じなかった場合であって、今回のように発言の取り消しまで済んでいる状況で、「懲罰を科すべき」は不当だと言えます。

しかし、懲罰動議が可決した時点で「懲罰」ありきということですから、「懲罰を科すべき」が多数意見となって、採択されました。

審議の中では、「懲罰を科すべき派議員」が、「言葉は重いのだから発言に責任を持て」といいながら、「行間を読み取ると」とか、「議員になって10年来の」とか、「我々にも感情がある」とか、いったい今回の発言を問題としているのか、なにもかもすべてを問題にしているのか、全く理解できませんでした。本当に言葉は重いです。

また、「子どもじゃないんだから」と発言して、私の議事進行後に、「大人なんだから」と訂正した議員もいました。「取り消して済むもんじゃない」と広瀬議員には懲罰を求めている委員会なのですが。

「懲罰の種類」を決める審議では、宝議員の「除名を求める」ものと、その他議員の「陳謝を求める」ものと、「戒告」の3種類が出ましたが、結果、「戒告」することになりました。この審議には、元木・美勢・柳議員と私の4人は参加しませんでした。

次回、27日の委員会で、「戒告」文書の雛型に対して審議をするようです。

続・報告書の義援金


8月27日。9月議会の告示日。

私は、朝一番で議会事務局に、9月議会に上程された議案書とその関連資料、そして今議会で審議される平成23年度の決算書と報告書をもらいに行きました。「週刊ポストの記事が出てから、報告書を作り変えている」という話をきいたので、急ぎその内容を確認したかったのです。

通常、当然のことながら、告示日には議案書関連が一式、議員毎に紙袋に入れられて配られます。

しかし、「まだ決算書が財政課から来ていないのです」と、議会事務局。

「今日は告示日ですよね」と私。告示日に決算書が議員に渡せない状況にあるとは、どう考えてもおかしい。

何時になったら議会事務局に来るのかと聞いたところ、「お昼ごろには」という返答でした。



そして、結果手にした報告書の126ページの記載は、上記のように変わっていました。

一般財源、822,623千円

国県支出金額は変わらず。

災害復旧費寄附金、314,161千円

ここではじめて、浦安市に寄せられた義援金の総額がでてきました。
この部分の記載だけが、浦安の義援金の使途を示しているのです。
それが、作り変えられる前の報告書には、全くなかったのです。

義援金金額の記載漏れとは言えません。
この災害復旧寄附金314,161千円を引くことで、一般財源の数字が変わるのですから、この部分の数字の作り変えです。

週刊ポストの記事が出なければ、この部分は作り変えられることなく、314,161千円という数字は、
どこにも出てこなかったと考えられます。

つまり、「一般会計の中でどこにいってしまったのか」、ということになるのです。




決算報告書の義援金


平成23年度決算書では、浦安市の「義援金」の使途を数字で見ることはできません。
つまり、それが「一般会計に入れると、どこにいったかわからなくなる」ということなのです。

8月17日の週刊ポストの記事をうけて、市は21日にホームページで、「決算資料の中で全額、被災者住宅等再建支援事業の財源として活用させていただいたことを明確に記載している」とはじめて義援金の使途を公表し、9月1日の広報では市長の署名入りの記事にしました。

しかし、週刊ポスト記事が出る前に作成されていた決算報告書には、それが記載されていません。すでに市庁内職員には配られていた報告書の126ページです。ここには、

一般財源が、1,136,784千円となっていて、

特定財源としては、国県支出金しか記載がありません。

私はこの、義援金の使途に関して全く記載のない報告書を、9月議会の告示日(8月27日)より前に、入手していたのです。