折本ひとみの活動報告折本ひとみの活動報告

今週のひとこと Vol.81 「生命力」


「生ごみリサイクル交流会2005」でのパネルディスカッションで、こんな話を聞きました。
私たちは、野菜の中で、もっとも生命力がある部分をゴミとして捨ててしまっている。
ニンジンの首、ジャガイモの皮、キャベツの芯、小松菜の根元…。芽が出るところ、伸びて行くところ、命の力が集まるところ。切り落とした後もなお、伸びよう、生きようとするところ。そんな一番大切なところをただゴミにして燃やしてしまうのはもったいない。
長崎市で、ゴミの堆肥化を行い、その土で野菜作りに取り組んでいる「大地と命の会」代表の吉田さんの話です。野菜から出るゴミは、抗酸化物質やミネラルの宝庫。この宝物で作った堆肥は、まさに命を育む苗床にふさわしいのでしょう。吉田さんたちが作っている野菜は、おいしく、栄養価や日持ちに優れた、「根性がある」野菜なのだそうです。
生ゴミの堆肥から野菜を育むプログラムは、長崎市内の小中学校でも実践中。この根性のある野菜を通して、子どもたちは「生命力」の意味をも学んで行くのです。
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ところで広辞苑を引いても「生命力」という単語の意味は載っていないんです。「活力」、「根性」、「バイタリティ」、「自己治癒力」など、解釈は人それぞれだと思います。私にとっての「生命力」とは、逆境にあっても幸せを見つけ、究極の前向き思考ができる力。踏まれてもなお花を咲かせるたんぽぽのように…。

<今週のひとことVol.81 2005.8.2>