折本ひとみの活動報告折本ひとみの活動報告

苦渋の賛成討論

昨日の本会議をはさみ、今日と一昨日と教育民生委員会があり、付託された議案の審議を行いました。

委員会では、平成21年度に仮称東野小学校新設、学校適正化推進事業、学校教育臨時教員等経費、部活動推進事業、見明川小学校校舎大規模改修事業、市内全中・小学校普通教室・全幼稚園保育室エアコン整備事業、高洲公民館複合施設整備事業などについて質疑を行いました。

長時間の質疑でしたので、かいつまんでお話しすると、仮称東野小学校については、今後20年にわたり各学年4クラスを見込んでいるとのこと。なぜそれがもっと早く分からなかったのか、学校適正化推進事業と複合的に関りあう問題ではないかなどを聞きました。

学校教育臨時教員については、少人数教育推進教員の人材がたりないため、今年度、補正予算で使うはずだった予算が大幅に返上しています(更正減)。20年度も予算どおりの人材が確保できるか非常に心配です。
以前一般質問でも、少人数教育にたずさわる先生の待遇を改善する必要があると指摘したことがあります。教育は人です。優秀な人材に責任と情熱をもって教育にあたっていただくためには、高額とは言えない時給制の雇用では無理があるでしょう。なり手がいないから、予算を使いませんではなく、なり手を増やすためにどうすればいいのか、根本的に見直す必要があります。

エアコン整備事業は、私はどうしても「昨今の夏は暑いからいい」とは思えません。その理由は3つあります。
1点目は、環境への影響です。地球温暖化で、夏が暑くなったから、エアコンを入れる。そしてまた温室効果ガスをどんどん出す。温室効果ガス削減計画との整合をどう図っていくのか、どのくらい温室効果ガスが増えるのか、そこで増えた分をどこで減らすのかなど、きちんとシミュレーションもせずに、この事業が進められていることに疑問を感じます。

2点目は、教育的な影響です。エアコンが効いた涼しい教室で、環境教育をどう行うのかと思うのです。当局はエアコンの温度調節なども環境教育の一貫という答弁をしていましたが、正直とってつけたような理屈としか思えません。

3点目は、エアコンの整備により、こどもたちの健康(エアコンの直接的な影響とエアコンによる行動変化などの影響)にどんな影響があるのか検証もせずに、一律に導入をしてもよいのかという疑問です。
人の発汗機能は、成長期に鍛えられます。気温の上昇に対応して汗をかく。これが健康的な反応なのです。代謝を抑制することが、どんな影響を及ぼすのか、長期的な視点で考えたのでしょうか。
また、今でも少ない「外で遊ぶ」という大切な時間を、減少させることにならないのかという危惧もあります。エアコンの近くにいるこどもたちの「冷え」などによる影響も実に心配です。

快適なもの、好きなもの、楽なもの…こどもにとってそればかりがいいことではないと、私は身をもって知っています。むしろ耐えること、がんばること、やり遂げることが、こどもたちの将来にとって、大事なのだと思うのです。

そんな気持ちを含めつつ質疑を行ったのち、採択では、20年度当初予算に対し「賛成討論」を行いました。もちろん次年度の予算にもろ手をあげて賛成という立場で討論に立った訳ではありません。市政の停滞を招くことを考えれば、当初予算に反対することはできないと決断したものの、様々な事業や当局の姿勢に対し意見・疑問があり、あたかも「反対討論のような賛成討論」を行い、予算に盛り込まれた事業のすべてを是とした訳ではないことを、表明いたしました。

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