折本ひとみの活動報告折本ひとみの活動報告

水上ビル


岐阜の視察を終え、豊橋泊。
折角なので、ちょっと早起きをして駅周辺を散策してみることに。

歩き始めて程なく、興味深い商店街に出くわしました。
両脇に歩道を沿わせている幅の狭いビルが、少しカーブしながら細長く、遥か遠く見える限り続いています。

ビルの一階はすべて商店。
お豆腐屋さん、花屋さん、喫茶店、居酒屋さん、文房具屋さん等‥。

建物から歩道に張り出したアーケードには、「これは水上ビルです」という看板がぶら下がっています。
そして、写真のように、ビルの両端には年代物の石づくりの橋の欄干があるではありませんか。昭和2年架設と刻まれているのがやっと読み取れる程です。

どこまで続いているのかわからない商店街の途中途中には、それぞれ名前の刻まれた橋があり、全部でいったい何架橋あるのかわかりません。

なるほど、「すいじょうビル」の意味がわかりました。このビルの下にはきっと水が流れているのです。いや、むしろ川の上に商店街が流れているといった感じがします。

興味深く歩いていると、まだ7時にもならないのに、ガラガラとシャッターが上がり始めるお店がちらほら。建物の前後に道路があるため、ほとんどの店舗が、表と裏に入り口を持っている関係上、シャッターも表、次に裏(どちらが表でどちらが裏かは定かではない)と上がってはじめて開店です。

誰かに話が聞きたくて、駄菓子が店の両側に積み上がっているお菓子やさんに入りました。

水上ビルは、文字通り水の上に建つビルで、下に農業用水として明治時代に掘られた水路が流れているそうです。この建物の全長は8百メートルもあるということ。どうりで、どこまで歩いても続いているわけです。兎に角長い。

建築から46年ほど経って、古くからの商売を続けているお店も高齢化が進み、またご多分に漏れず大型店の影響を受けたりして閉店を余儀なくされていると、80歳を過ぎたご夫婦が話してくれました。

水上ビルの商店街は出来た順で3つに分かれていて、真ん中の大豊商店街だけで51店舗。両脇の商店街のことは知らないけど、同じ位の店舗数があって、事情も同じようなものじゃないか、とのこと。

ここにも、商店の新旧交代・引き継ぎ問題、シャッター商店街問題があることを痛感し、浦安の商店街活性化に思いをめぐらせながら、踵を返しました。

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