折本ひとみの活動報告折本ひとみの活動報告

杉並区立和田中学校視察

 杉並区立和田中学校の公開授業を見て来ました。杉並区の教育改革への取り組みは以前から注目していましたし、杉並師範塾のような教員養成は出来ないものかと議会でうったえたこともあります
 和田中は、5年前に都内の義務教育分野で、初の民間人校長が登用したことで話題になりましたが、その後もこの和田中の藤原和博校長の「学校を核に地域社会を再生し、そのことによって子どもたちの学びを豊かにする戦い」は続いています。
 今回の公開授業は3年生の”よのなか”科です。まず、教室で「大きな政府・小さな政府ディベート」があり、休憩をはさんで、コンピューター室に場を移し、ゲームソフト「シムシティ」で市長の仕事を体験してみるというもの。
 両授業とも、課題に対しての基礎知識や下調べがかなり必要と思われるため、限られた時間の中で生徒がどれだけ、授業内容を消化したか疑問が残るところです。が、この科の意図するところは、正解を探すのではなく、生徒一人一人が「納得解」を探し出すこと。その導入編としては、たいへん意義のあるものだと思いました。

 この公開授業の視察には毎回たくさんの教育実習生や議員が訪れるとのこと。 この日もざっと20人は来ていました。その中には、文部科学省の池坊副大臣の顔もあり、この学校の試みへの注目度が伺えました。
 和田中の試みのもうひとつの軸として、今まで先生が関わっていたものをどんどん地域に広げていく「地域本部」づくりがあります。
 主に教員志望の学生ボランティアが講師となって、生徒の学習を支援する土曜日寺子屋。生徒と一緒に学校の緑の世話をするボランティア。午後3時から5時まで図書室を空けるおばちゃんボランティアなど。さまざまな能力やエネルギーを持っている地域の人たちの力を引き出す取り組みを行っているのです。これぞまさに「地域に開かれた」学校ですね。

「学ぶ」という言葉は、まず真似てみるという意味の「まねぶ」から来ているそうです。浦安市でも「真似してみたいこと」を一杯詰め込んで教室を出ると、嗚呼、足元に広がるこの光景!生徒のシューズと視察に来た大人のスリッパの関係。「今の子どもたちは…。」なんて言えませんね。
 さらには、なんと副大臣の黒塗り公用車が、視察の間中(2時間以上!)アイドリングしていたことが判明。アイドリング禁止条例もあり、環境教育に力を入れて行かなければいけない時に、果たして子どもたちに何を学ばせ(まねばせ)ようとしているのだろう…。と考えた次の瞬間、副大臣を呼び止めている自分に驚きつつ、「子どもたちに美しい地球を残し、美しい国づくりをする為にも、決してアイドリングスはしないでください」とお願いしたのでした。

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