折本ひとみの活動報告折本ひとみの活動報告

朝の駅のうれしい出来事

「暑さ寒さも彼岸まで」といいます。もう春がそこまで来ているはずなのに、朝の駅には北風が舞い、春はまだまだ感じられません。でもそんな朝の駅立ちでちょっと心温まる出来事がありました。
いつものように、改札に向かう方々に「さぁ、いっしょに新聞」を渡していると、ドンと後ろから左肩を押されました。その瞬間、左手に持っていた新聞の束が床に散らばってしまったのです。ぶつかった若い女性は、きっと急いでいらっしゃったのでしょう。振りかえり謝罪しながら駆け足で行ってしまいました。
散らばった新聞を拾いはじめたのですが、手がかじかんでいて思うようにいきません。その時です。別の若い女性が通りかかり、当たり前のことのように、かがんで手際良く新聞を拾い集めてくれたのです。そして、私にそれを渡すと、さっと改札に消えて行かれました。すべてが一瞬の出来事でしたが、春風が吹き抜けたように心が温かくなりました。

小さなやさしさは、行為そのもの以上に、人の心に力を与えてくれるものです。その女性の後ろ姿を見送った後、なんだかうれしくてうれしくて「おはようございます!」の挨拶が、一段と元気いっぱいになった私なのでした。

名前も聞けませんでしたが、本当にありがとうございました。

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