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新設校の学校図書館に本が足りない現実–さぁ、いっしょに!新聞25号より

<新聞25号の記事をブログをご覧いただいているみなさんに一足先にお届けします。追って、PDF版もアップします。>

行政サービス度ランキング教育部門第一位の浦安なのに…
新設校の学校図書館に本が足りない現実。

発端は、私のもとに届いた一本の市民相談のメール。その驚くべき内容に言葉を失いました。「新設校の図書室の書架がスカスカです」。そんなことがこの浦安であっていいのかと、さっそく調査したところ、信じられない事実が明らかになりました。

→写真:未充足校の学校図書館の書架には、団体貸出しを受けた市立図書館の本も。

9月議会では、学校図書館に本が不足している問題をはじめ、皆さまからいただいた市民相談をテーマに一般質問を行いました。用意した件名は、以下3件です。
(1)教育行政について
(2)行政管轄について
(3)自転車施策について

 まずは、「浦安の教育行政について」です。
 学校図書館には、文部科学省が定めた「学校図書館図書標準冊数」という基準があります。その基準を満たしていない学校は、どれくらいあるのか聞いたところ、市内中学校で1校、小学校で5校もあり、そのうち高洲小学校は、開校準備年度も含め6年も図書購入を行っているにもかかわらず65・6%という状況。同じく日の出南小学校は、4年間でいまだ半分の充足率。
その間に何人のこどもたちが卒業したのでしょう。
 充足率200%を超える既存校からもらいうけるなり、市民に寄付を募るなりしてでも、早急に改善するよう強く要望しました。が…
 「充足率を満たしている学校は、市内25校中20校で80%にあたる。千葉県全体では、44%、全国ベースでは、37%にとどまっている」と、聞いてもいないご答弁があり、わが耳を疑いました。
 教育に携わる機関が、低い方、悪い方と比較するとは。「僕だけじゃありません。みんなもやってます」というようなことを言いたかったのでしょうか。それとも、浦安はまだいい方だから、該当校のこどもたちに我慢しろとでも言うのでしょうか。
 先日、夕張の小学校と比較する形で、明海小学校(図書充足率146・7%)の恵まれた図書館がテレビで報道されていました。ですが、浦安市内にも図書基準を達成していない学校がある現実を、当局は真摯に見つめ、早急な手を打つべきです。

既存校では、大規模改修が課題。

 校舎は立派でも本が足りない新設校がある一方で、本は十分でも、校舎の改修が必要な既存校があります。改修を待ちながら、なかなか事業化されないことに、いらだつ保護者の声もよく聞いています。新設校と比較すると、教育環境に大きな格差があるのは、否定できない事実です。老朽化した校舎の改修計画は、どうなっているのか、聞きました。
 「浦安では、築30年を校舎大規模改修の目安とし、年数が経過した学校から順次改修を行っている。これまでに浦安小、北部小、南小の大規模改修が完了。今後も、財政の状況を踏まえながら計画的に改修を進める」とのこと。
 見明川小学校、堀江中学校の校舎は、今年すでに築30年、富岡小学校、浦安中学校は、再来年で築30年、その翌年には、美浜南小、そのまた翌年には、東小と、浦安の学校整備の歴史をたどる形で次々、大規模改修時期を迎えます。
 しかし、いまだ一校の設計も終わっていない段階。市が言う「計画的に」とは、いったいどういう意味なのでしょう。現在、公共施設の長期保全計画の策定を行っており、その中に、学校の大規模改修が盛り込まれて行くとのこと。要するに、これから計画という訳です。
 ほとんどの費用を補助金で賄える新設校に、豪華な校舎を建てるのは、難しいことではないでしょう。予算をやりくりし、今ある施設をどう計画的に保全していくか、それこそ、行政の経営手腕が問われるものだと思います。
 早急かつ効率的な改修を要望しました。

どう変わるかではなく、どう変えるか。
学校改革の機会が訪れる。


 学校教育法改正により設置が可能になった副校長制度導入の可能性や、最短で小学校2011年度、中学校2012年度には導入される見通しの改訂学習指導要領への準備、独自の学力テストや外部評価の導入の考え方などを聞きました。
(これ、すべて教育先進都市ではすでに始まっていることなのです)
 副校長は「県も検討段階。県に人事権がある、市としては、県の動向を見守っていく」、改訂学習指導要領に関しては「教育現場やこどもたちが戸惑わないように準備を進めたい」、学力テストは、「市でも行っている」(単年度、単学年で、結果の公表もありませんが…)というお答え。
 現場で、毎日先生たちががんばっていることは知っています。浦安の教育行政サービスのレベルが極端に低いと言っているわけではないのです。
 ただ、教育への関心が高い浦安の市民ーだからこそ、真の意味で、日本一の教育に熱心な街になるようなつもりで、取り組んでいただきたいと、強く要望しました。

<以上が今回のトップ記事、裏面は、同じく一般質問を行った、行政管轄についてや、市民相談で寄せられた、無灯火や違法駐輪など、自転車施策について書いています。こちらにも掲載していきますので、しばらくご猶予ください。>

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