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市議会規則の改正に反対討論

議会活性化特別委員会で審議された結果を受け、一般質問の一問一答形式の併用と共に、質問答弁含めて60分という時間制限を設けるための議員発議が、本日賛成議員から提出されました。

私たち会派「明日のうらやす」は、当初から一問一答形式の併用には賛成でしたが、時間制限を質問答弁含めて60分にするのは反対しておりましたので、採決の前に反対討論をさせていただきました。

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以下は、用意した原稿の全文です。その場でかなり修正やアドリブを加えて討論を行いましたので、議場の発言とは違っておりますが、主旨的には同じですので掲載させていただきます。

結果としては、賛成多数でこの発議は採択されました。議員の責務を果たすために与えられた権利の一部を手放してしまったようで、残念に思っています。


発議第15号浦安市議会規則の一部を
改正する規則の制定について(反対討論:全文)


議会活性化特別委員会に付託された、「市議会の議会活性化に関する調査、検討」の結果、一般質問の一問一答方式の併用が、「質問は答弁時間を含めて60分とする」という新たな規制をかける形で報告されました。
そして、その結果このような発議となったわけです。
「一問一答」に関しては、我々議員の側からしても長年の検討課題であったことですし、「わかりやすい議会の為にぜひとも」と、市民の方からも陳情が出たこともあり、一問一答が導入されることにはなんら異議はありません。
ただ、この「一問一答」を導入するということに乗じて、現行の「質問のみに40分」から「答弁含めて60分」という規制をかけることには異議を唱えざるをえません。
当局側の答弁時間いかんによって議員の質問時間に制限が加わるわけですから、答弁によって質問が左右されるのです。「質問のみに40分」の今ですら、質問のなかで「時間がありませんので」と発言している議員も多多ありますし(これは発議賛成者の中にも)、これに、相手(答弁者)が加わるわけですから、議員はどのように時間を計算すればいいのか。私にはまったく皆目見当もつきません。こういった感想を持つのは私だけではないと思います。その証拠に、特別委員会の中では、「答弁の文字数を教えてもらえないか」といった意見も出たほどですから。
このことは、今定例会における議員の質問時間の検証からも明らかです。今回、13人が一般質問しまして、その内10人までもが60分を超えて質問をしております(答弁含む)。この発議提案に賛成署名している西川議員80分弱、特別委員会の委員長小泉議員も75分を一般質問に費やしています。特別委員会から報告を上げて、議案として審議する本日の一般質問でこれですから、まったく整合性がありません。自己矛盾に陥っているとしか言いようがありません。
私は、議員にとって、一般質問の場は、議員個人の意見に加え、広く市民の方からの意見、要望を市側に公式に伝え、それを問うていく場だと考えます。そして、それに市当局が答えていく場だと考えます。
平たく言えば、行政サービスに対しての、公式なクレーム対応、クレーム処理の場です。
企業において、「クレームは チャンスだ! 」と言われています。
「クレーム処理」の仕方一つで、企業に対する信頼が左右され、売上が左右されるというのは常識です。
サービスに不満を持った客のうち96パーセントの人は直接クレームを言わず、二度と来店しない、あるいは買わないとう結果が出ています。また、サービスに不満を抱いたお客は店の悪口を10人の人に話すそうです。つまり、直接関係のない人にまで影響が及ぶということです。クレーム処理を正しく行なえば、客はまた来店してくだ さいますし、その満足のいくクレーム処理についてほかの人にも話してくれます。つまり口コミでよい評判も流れるというわけです。 クレームを申し立てるのは、不満を感じた人のうち、たった4パーセントに過ぎませんが、その人たちは店にとって大切なアドバイスを提供してくれた、問題が大きくなる前に解決できる良いチャンスを与えてくれたことになるのです。
これは、行政サービスも同じことだと思います。ですからこの一般質問の場は、行政サービスを提供する市当局にとっても非常に大切な場なのです。
その大切な場に、新たな制限をくわえる。
このことは、市民から負託を受けた議員にとっても市当局にとっても大きなデメリットと言わざるをえません。
さらに、議会活性化特別委員会とうたわれているこの委員会ではこれまでに、「決算認定常任委員会において委員の質疑時間に制限をかけること」、「予算審議に制限時間を設けること」など、議員の役割に制限をかける、手枷足かせをする報告を出してきました。市民の方からは、「しっかり審議してほしい」「あんな高給とっていて5時までもやらないのか」「審議時間を短縮までして、そんなに早く帰りたいのか」など、それこそ色々なクレームをいただいています。われわれ議員は、こうした市民からのクレームをしっかり受け止め対処すべきです。さもなければ、市民の議会への信頼が失われてしまいます。
活性化とは、「組織などの活動を活発にすること。沈滞していた機能が活発に働くようになること。またそのようにすること。」です。
この、議会の「活性化」を唱える委員会が、活性化に逆行する報告を出してきたことに異議を唱えることを付け加えて、議案第15号に反対といたします。

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