折本ひとみの活動報告折本ひとみの活動報告

小倉の朝

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昨日、北九州市エコタウンを視察した後、小倉駅のほど近くに泊。私は、この小倉というまちにはとても馴染み深いものがあります。このまちに親戚がいるでもなく、度々訪れるわけでもなく、もちろん住んだことがあるわけでもないのにです。
私の母が語る戦争体験記に、必ずといっていいほど登場する「小倉」というまち。母の父(つまり私の祖父)に召集令状が来てから戦地に就くまでの数週間滞在していたというまち。その祖父が戦地に発つ前にと、母親に連れられ面会に行く道中の話しは、終着駅「小倉」を舞台にした映画の場面のように今でも思い描くことができます。
ぎゅう詰めの汽車。身動きも出来ないほどの車中で、誰かの袋から転がり落ちたジャガイモに伸びる無数の手。小さかった母は棚のようなところに乗せられていたので、その一部始終を驚きで見たこと。「小倉」には、母親と生まれて間もない弟と3人で行ったが、終戦を待たずに弟の一人が亡くなってしまい、「小倉」に連れて行かなかったことを母親が大変悔やんだこと。
こうした話しを、かなり小さい頃から聞かされていたので、「小倉」には私の勝手な思い込みのイメージがあるのです。

今立っているこの場所は、日本で初めてアーケードをつけた商店街の交差点です。早朝の商店街は人影もなく、足元の標識は私のためだけに行く先を示してくれているようです。

私の中にある、思い込みのイメージを払拭するためにも、小倉のまちを少し歩いてみたいと思います。

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