折本ひとみの活動報告折本ひとみの活動報告

今週のひとこと Vol.99 「歌で育む言葉の力」

先月発表された次期学習指導要領への答申(中央教育審議会教育課程部会がまとめたもの)に、言葉を大切する重要性が盛り込まれています。あまりに素晴らしいのでちょっと引用します。 「言葉は『確かな学力』を形成するための基盤であり、生活にも不可欠である。言葉は、他者を理解し、自分を表現し、社会と対話するための手段であり、家庭、友だち、学校、社会と子どもとをつなぐ役割を担っている。言葉は、思考力や感受性を支え、知的活動、感性・情緒、コミュニケーション能力の基盤となる。国語力の育成は、すべての教育活動を通じて重視することが求められる。」最初に読んだ時、本当にその通りだと深くうなずいてしまいました。  ただ、2002年にはじまったゆとり教育は、勉学一辺倒ではなく様々な体験学習を通じて「生きる力」を育むという狙いであったはずが、「ゆとり」という言葉ばかりが一人歩きしてし、深刻な学力低下を招く結果になりました。「言葉の力」を育むために具体的にどうしていくのか、なにをもって「言葉の力」とするのか、学習指導要領の中にきちっと落とし込むことが重要だと思います。  言葉の力を育む手段のひとつとして、学校で歌う歌を見直してはと思います。幼稚園でも小学校でも中学校でも流行歌や新しい歌ばかり。日本には美しい唱歌がたくさんあり、その歌詞の中に日本の文化や歴史がたくさん盛り込まれています。  園では、「ぞうさん」「チューリップ」にはじまり、「七つの子」「とんぼのめがね」、「たき火」「小さい秋」など、唱歌や昔からの童謡を選んで歌わせるようにしています。それは、毎日のお歌の時間で、美しい日本語にたくさんふれさせたいという願いからなのですが、「親子で歌える」とか「歌をきっかけに、親子の会話がはずんだ」などという話も良く聞きます。答申の中の「他者を理解し、自分を表現し、社会と対話するための手段」としても、美しい日本の唱歌は有効ではないかと思います。
<今週のひとことVol.99 2006.3.8>

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