折本ひとみの活動報告折本ひとみの活動報告

今週のひとこと Vol.94 「春待月」

  春夏秋冬、四季がはっきりしている日本では、1年の間に自然の色彩が鮮やかに移り変わります。
  空気までも染めあげるような桜色の春、入道雲をコントラストにした青空色の夏、山々を彩る紅葉色の秋、そして今は、しんと白い雪色の冬。
 "冬の時代"、"景気の底冷え"、"人生の冬"、"凍える心"など、冬の厳しさや寒さは時に、景気や世界情勢、人生のつらさを現す時にも使われます。
 また12月には、「師走」の他に、「苦寒」、「巌月」、「氷月」などの呼び名もあり、まさに厳しい季節の盛りであることを物語っています。
  でも、12月には「春待月」という呼び名もありますよね。
  極しい寒さをじっと耐え忍ぶ冬は、春を待っている季節。冬が過ぎれば、必ず暖かな春がやってくる。つらく悲しい人生の冬の後にもまた、陽光に満ちあふれる春が訪れる。昔の人のそんな前向きな考え方が、この呼び名に現れているように思えます。
 今年は、悲惨な事件や痛ましい事故、災害、政治や社会の腐敗など、悲しく暗いニュースが多かったように思えますが、嘆きの中にあっても春を待つ心を失わないでいたいと思います。
 もうすぐ新しい年が幕を開け、初春月(1月)がやってきます。
<今週のひとことVol.94 2005.12.29>

コメントを投稿する

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA