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今週のひとこと Vol.90 「役所ことば」

   「外来語・役所ことば言い換え帳」という本を見つけました。
 役所で使われる言葉には、外来語が非常に多く、また特有の言葉づかいがあり、とてもわかりにくい。それをわかりやすい日本語に言い換えるための本で、なんと「杉並区役所 区長室 総務課」が編集したものです。
 ことの発端は、区内に住む高齢者からの一通の手紙。「区の広報にはカタカナことばが多く、高齢者にはわかりにくい。8ページに300近く使われている」と指摘され、区長が身の回りの書類を調べてみると、カタカナ言葉の洪水。「わかりやすい社会づくりにつながらないばかりか、日本人の考える力を弱めることにつながる由々しき事態」と思われたそうです。
 それをきっかけに、杉並区では「まず役所から変わらなければ」と、庁内に「わかりやすい日本語検討組織」を作り、国立国語研究所の協力を受けながら、カタカナことば、役所ことばの見直しに取り組んできました。その成果としてこの出版された本が、この「外来語・役所ことば言い換え帳」なのです。
     *    *    *

アウトソーシング→外部委託
ガイドライン→指針、目標、方針、手引
コンセンサス→合意
マスタープラン→基本計画
モニタリング→継続監視
普段、議会などで聞き慣れているカタカナことばを言い換えるとなんとわかりやすいものでしょう。
 更に、役所で使われる特有のことばの言い換え例にも大変感心させられました。掲載されている役所ことばを適当につなぎあわせてみると、「当該サービスに関しましては、理由の如何を問わず、遅滞なく提供して行くことが肝要かと考え、鋭意努力をしているところでございます」などと、議会で聞いたような答弁ができあがります(ちょっとオーバーですが・笑)。言い替え例を当てはめると「このサービスは、どのような理由があっても、遅れることなく提供して行くことが大切だと考え、懸命に努力をしています」となり、本当にわかりやすい。こんな答弁なら議会を傍聴する方も増えるかもしれませんね。
 私たち議員もカタカナ言葉や役所ことばを使い過ぎていないか、反省しなければいけないと思いました。

 
<今週のひとことVol.90 2005.11.15>

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