折本ひとみの活動報告折本ひとみの活動報告

今週のひとこと Vol.76 「ことばPart2」


 
 

 先週出席した斎場の竣工式で、どうしても気になることがありました。
入口に設置された案内版に「浦安家」と書かれていました。本来はお亡くなりになった方の名字が書かれるものなのです。
 また、火入れ式の時には、炉の前に「浦安 花子」「浦安 太郎」と書かれた札が立ててあり、その2炉の点火ボタンが実際に押されました。
 浦安家の葬儀で浦安花子と浦安太郎が火葬される。セレモニー用のある種のシャレだったのかもしれませんが、 その後、「浦安家」「浦安 花子」「浦安 太郎」の文字が私の頭から離れず、憤りにも似た嫌悪感が膨らんできています。あの場にいたたくさんの出席者の方々は、どんな思いだったのでしょうか。浦安を愛している市民として、やはり見たくないものを見てしまったような気持ちになったのではないでしょうか。
 また、当日配られたパンフレットの挨拶文冒頭に「 長年にわたり市民の皆様が待望しておりました『浦安市斎場』が竣工し、このたび開場の日を迎えましたことは、誠に喜びにたえません」とあります。「待望」、「喜び」、施設の性格から言って、こうした言葉に違和感を感じるのは私だけでしょうか。斎場が必要な施設であることは確かです。ですが、それを利用したいと待ち望んでいる人はいないはずです。
 言葉尻を捕えて…と思われるかもしれませんが、こうした安易な言葉の使い方で、行政を担う者の姿勢までも疑われてしまうと思うのです。
 今回のことで、「ことば」の使い方の難しさを改めて実感しました。

<今週のひとことVol.76 2005.6.10>

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