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今週のひとこと Vol.66 「閉ざされる学校」


またも、小学校内で痛ましい事件が起こってしまいました。子どもを持つ家庭は言うまでもなく、多くの人が強い衝撃を受けたのではないでしょうか。
昭和の終わり頃から、文部科学省(文部省)は「開かれた学校」をキーワードに学校改革を進めてきました。「開かれた学校」は、学校の閉鎖性が指摘される中、家庭や地域住民との交流を深め、地域ぐるみで児童を育成することを目指しているものであり、学校の門を開け放し、不特定多数の人間が自由に出入りできるということではなかったはずです。
ですが、校内で凶悪事件が起こるまで、校門の開放が「開かれた学校」を物理的に証明するシンボルのようにとらえられ、また実際に高い塀をくずしたり、門の周囲の植栽を刈り込んだ学校もあったということです。
池田小学校児童殺傷事件を皮切りに学校の安全管理が課題となり、文科省は、各学校に防犯カメラの設置や学校独自の防犯マニュアル、訓練を導入するよう強く指導してきました。 その結果、全国で94%の学校が何らかの不審者対策をとり、91%が独自の防犯マニュアルを策定したということです。こうして、開け放たれた校門は閉じられることになりました。
そして今回の寝屋川の事件が起きたことで、更に厳重な安全管理が求められ、警備員の配置や警察へのパトロール要請をはじめた自治体も出て来ています。この浦安でも学校の強固な安全管理体制を整備することは火急の課題です。
ただ、「開かれた学校=門が開け放たれた学校」という図式があてはまらないのと同じように、門をしっかりと閉ざしたとしても「閉ざされた学校」にはならないはずです。こんな事件が起きてしまう社会では、学校と家庭や地域との連携がますます大切になるのです。「地域に開かれた学校」であり続けることは、学校の安全管理のためにももっとも有効な対策と言えるではないでしょうか。
<今週のひとことVol.66 2005.2.18>

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