折本ひとみの活動報告折本ひとみの活動報告

今週のひとこと Vol.58 「さようなら相棒」

<今週のひとことVol.58 2004.12.2>
先週のことです。私の大切な相棒が、ついに動かなくなってしまいました。にわかに冬めく気候に、ややくたびれた様子で、漕ぐ度に「ギッシギッシ」と喘いでいた相棒。油を差しても回復の様子は見えず、心配していたところでした。

今まで、錆び付いたカゴを3回取り替え、磨耗で穴が空いたタイヤを交換し、倒れた時に折れてしまったブレーキグリップも去年ワイヤーごと換えたばかり。修理しながら大事に大事に乗って来た私の自転車に、ついに「修理不能」の宣告が下りました。
壊れた箇所は自転車の心臓部ともいえる後輪のベアリング。磨耗で駆動部分と噛み合わなくなってしまったそうです。「 たとえ部品を取り替えても、フレームやペダルなどの状態を見れば、長くはないでしょう」と悲痛な顔で告げる修理のおじさんの顔を、呆然と見つめる私でした。
車をやめ自転車にかえてから、約8年。雨の日も風の日も、私を街中の色んな場所に運んでくれた相棒です。時には張り切って、時にはしょんぼりとペダルを漕ぐ私に、
長い間寄り添ってきてくれました。 大量生産・大量消費・大量廃棄社会の中にあって、本当の豊かさとはなにか、それを自転車との思い出が教えてくれているような気がします。
その思い出を大切に、新人の相棒も大事にしていこうと思います。

コメントを投稿する

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA