折本ひとみの活動報告折本ひとみの活動報告

今週のひとこと Vol.49 「人を見たら泥棒と思え」

「お年寄りに手を貸そうと声をかけたら、怪しまれてしまった」という人が嘆いているのを聞きました。「泣いている子どもに声をかけたら、母親に睨まれてしまった」という話もつい最近耳にしました。善意がそのまま受け取ってもらえない、受け取れない、そんな世の中になってきているのでしょう。
私たちが子どもの頃は「人には親切にしなければいけません」と教えられました。今では私たちは子どもに「人を見たら泥棒と思え」的なことを、教えなくてはならなくなっています。

犯罪の増加で警戒心が強くならざるを得ない社会環境では、それも仕方がないのかもしれません。 一方で 己の欲望を満たすための自己中心的な事件の増加や、モラルやマナーの低下を抑止するには、「道徳教育の見直し」が火急の課題と言われています。しかし、「正しい行いをしても、どんな裏があるかと疑われ素直に受け取ってもらえない」、「人に親切に接することは正しいことだと教えたくても、わが子の安全を守るために人を信用してはいけないと教えなければならない」。そんな世の中で「道徳心」を育むのはとても難しいことです。でも今それをやらなければ…。
「人を見たら泥棒と思え」、子どもに教えるには、あまりにも悲しいことわざです。


<今週のひとことVol.49 2004.8.31>

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