折本ひとみの活動報告折本ひとみの活動報告

今週のひとこと Vol.45 「猛暑大歓迎?」

<今週のひとことVol.44  2004.07.23>
本当に今年の夏の暑さはどうなっちゃったんでしょう? 20日は千葉の市原市で最高気温40.2度を観測、東京都心では39.8度を上回り観測史上最高を記録したそうです。40度といえばお風呂のお湯くらいの温度です。なにもしていなくても頭がボーッとしてきてしましますね。
暑さの影響で、ビールや飲料、エアコンなど夏物商品の売上が絶好調だそうです。猛暑特需で景況予測を上方修正したり、「猛暑がGDPを0.35%押し上げる」と予測している報道もあります。そんな中 、「猛暑 大歓迎です!!」という見出しの新聞記事を見つけました。「暑さのおかげで電力消費があがり、電力会社の業績が好転。7月は昨年同月比2割増の電力供給量だが、万全の供給体制を整えている」という内容でした。
「猛暑」–消費があがり、景気も上向くとあらば、産業界・経済界には歓迎すべきものなのでしょう。でもこの暑さに、なにか異様なものを感じているのは私だけではないと思います。昔、日本の夏はこれほど暑くなかったですよね。 環境白書によると日本の平均気温はこの100年間で1.0度上昇していて、特に1980年以降の上昇が高いそうです。また、気象庁の予測では、2100年頃の夏の平均気温は、現在より最大約1.5度も上昇し、早朝の気温が25℃以上の地域が関東平野のほぼ全域に広がるとのことです。
地球が温暖化していることが一因であることは否定できない今年の猛暑。それに産業界が浮かれ、そしてまた生産過程で流通で消費でCo2を放出して行く…。電力会社などは供給体制は万全ですなどと言う前に、「猛暑であるからこそ、その原因はなんなのかを考え、電気の使用を控えましょう」と言うべきではないかと思うのです。
京都議定書の中に温暖化ガスの放出の2.5% を「エネルギー需給面の対策や技術革新、
国民の努力で削減 する」とありますが、意識している方はあまり多くはないでしょう。そうですよね。大量に放出している企業の努力がないかぎり、国民の努力を期待するのは難しいのです。
「猛暑 大歓迎です!!」その見出しを眺めながら、暑さにめげず自転車を漕ぎ、熱帯夜をクーラーを使わずにしのいでいる自分の小さな努力が、空しく思えた私でした。

コメントを投稿する

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA