折本ひとみの活動報告折本ひとみの活動報告

今週のひとこと Vol.152 「想像力のスイッチ」

「いらっしゃいませ」
「000円です」
「ありがとうございました」

かわいい店員さんの売り声が、園内いっぱいに響いています。
毎年1度のお店屋さんごっこの日。こどもたちが、保育士といっしょに作ったさまざまな品物を並べ、売り子になったり、買い物客になったりしながら、「ごっこ遊び」を楽しみます。
今年、「いまがわ学園ショッピングセンター」には、パン屋さん、八百屋さん、お弁当屋さん、アクセサリー屋さん、おもちゃ屋さん、そして、異色の「防災グッズ屋さん」も出店。懐中電灯、携帯ラジオのセットには、浦安市公式の防災マップがもれなくついています。お弁当屋さんのおにぎり弁当も、パン屋さんのサンドイッチも、八百屋屋さんの果物たちもなかなかの完成度。お買い物した品物は、それぞれ持ち寄った袋に入れられて、お家に持ち帰られました。

お家では、お買い物ごっこが、ままごとへと発展し、それこそ、壊れてバラバラになるまで、愛着を持って遊んでくれることが多いようです。精巧なおもちゃに囲まれている現代っ子でも、想像力のスイッチは、開園時の30年前と同じ場所にあるのですね。

「お店屋さん」ごっこは、材料の調達、製造、包装、展示、接客、会計、そして消費という一貫した流れを、擬似的に体験するもの。体験を通じて、日ごろ身近にある品物や、日常で断片的に体験している事柄が、こどもたちの中でひとつの物語につながっていきます。つながった物語に、さまざまな伏線を付け加えながら、こどもたちの想像力は、ぐんぐん拡がっていくのです。

お買い物ごっこはまた、小さな職業体験でもあり、就学前の幼いこどもたちが、「仕事」というものの存在を、ぼんやりとながらも認識するはじめの一歩になります。そして、その経験はまた、自分の未来へ、大人になった自分の姿へと、想像力のスイッチを入れるきっかけになるのです。

コメント一覧

  1. 折本ひとみ より:

    バージニアさま

    お元気ですか?
    おこさんたちも大きくなったでしょうね。

    楽しかったこと、がんばったこと、けんかしたこと、仲直りしたことなど、
    園での思い出が、なにかの形で、こどもたちの自信につながっていればいいなと思います。

    異国での子育ては、いろいろ大変だと思いますが、
    どうかお身体を大切になさってくださいね。

  2. バージニア より:

    なつかしいですねえ。うちの子供たちも楽しんでいたことを覚えています。上の子供は日本語といまがわ学園をしっかり覚えていますが、下の子は日本語もあやふやになりつつあり、正直あせっています。
    でも、いまがわ学園での思い出はなんらかの形で下の子も残っているはずです。

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