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今週のひとこと Vol.128 「嘘つきは泥棒のはじまり」

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夏休みに入り、卒園児さんが時々園に遊びにきています。小学生になったこどもたちとのおしゃべり。話題は、おのずと夏休みの宿題や自由研究になります。
宿題の進行度合いを報告してくれる子。工作や自由研究の構想を聞かせてくれる子。「絵日記を毎日書いている」と胸を張る子。それぞれ、夏休みの期間中に、自分のやるべきことを計画し、それを果たそうと努力している様子が伺えます。
こどもたちの宿題の話、学校の話の中に、必ずと言っていいほど登場するのは、担任の先生。ほとんどのこどもは、自分の受け持ちの先生のことが大好きで、その期待に応えようとする気持ちが、宿題や課題への意欲につながっていることがよくわかります。

そんなこどもたちの純粋さに触れながら、大分県で発覚した教師の採用や昇格にからむ汚職問題を思わずにいられません。

先生は、勉強はもちろんのこと、お友だちとの関わり方や学校という小さな社会のルールを教えてくれる存在であり、こどもたちにとって「先生が言ってた」は、”正しいこと”の絶対的な基準です。「嘘をついてはいけない」、「ずるをしてはいけない」、人としての基本を教える立場の人間が起こした今回の事件は、身をもって「本音と建前は別」「ずるをしなければ世の中渡っていけない」と、教えているようなものです。そしてその影響は、全国の教育現場でがんばる先生たちと保護者やこどもたちの信頼関係をゆるがす事態に及んでいます。

「嘘つきは泥棒のはじまり」と言いますが、不正を働いた教師たちに問われているのは、不正そのものの罪だけではありません。先生を無条件に尊敬し、その期待に応えようとするこどもたちの純粋な思いを盗んだ罪も、同時に問われていると思います。

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