折本ひとみの活動報告折本ひとみの活動報告

今週のひとこと Vol.123 「偽」


「食」、「倒」、「毒」、「末」、「金」、「戦」、「帰」、「虎」、「災」、「愛」、「命」、「偽」。

その年の世相を一字で表す「今年の漢字」。過去13年分を並べてみました。
こうして並べてみると、なんと大変な社会を生きてきたのだろうと、渓谷の吊り橋を渡ったところで振り向いて谷底を見るような、ちょっと鳥肌の立つ空恐ろしさを感じます。そしてさらに、「こんな中で私達は次世代を育ててきたんだ」という、後悔にも似た感情もわいてきます。

今年の漢字は、「偽」が約二割の支持を得てダントツトップ。続いて「食」、「嘘」、「疑」、「謝」と後に続きました。これらの漢字の後ろには、記者会見席で並んで頭を下げているおなじみの姿があります。毎日のように繰り返されるこういった光景を、こども達はどんな風に見ているのでしょう。手本になる大人が少ないといわれるなか、悪い手本ばかりが目立つ社会に深刻な病を感じます。


過去の因を知らんと欲せば
其の現在の果を見よ
未来の果を知らんと欲せば
其の現在の因を見よ

今日の自分は未来からの原因
そして、過去からの結果
さて、これから如何に生きる?



これは、堀江の正福寺の境内に貼ってあった言葉です。過去の世が現在を作り、現在の世が未来を作って行く。こどもたちが社会から受ける影響を示唆しているようにも思えます。

「悪いことをすれば必ず痛い目に会う」、「社会は決して偽りを許さない」。
どうか、あの恥ずかしい大人の姿から、そんな教えを読み取ってほしいと願う年の瀬です。
<今週のひとことVol.123 2007.12.23>


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