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今週のひとこと Vol.122 「政治家の使命は『減税』」

先週末、政治スクールで片山善博前鳥取県知事の話を聞きました。
テーマは「地域格差の諸相」。自治体間の財政力格差が拡大した背景と理由を分析するもので、知事時代のエピソードなどを織り交ぜながらのお話に、身を乗り出して聞き入ってしまいました。

地域間格差については、もともとの産業構造違いによる税収格差の拡大に加え、政策的な失敗による格差拡大を指摘されていました。政策的な失敗とはつまり、三位一体改革の失敗のことです。そのひとつ例として、義務教育費国庫負担金の一般財源化を痛烈に批判。一般財源化により、教職員の給料を国と県で二分の一づつ負担していたものを、国の負担を三分の一にしたことで、約9000億円が地方にいかなくなりました。かといって地方は教職員の給料を減らすわけにも行かず、歳出削減ができないまま歳入が減っている状況です。「60何兆円もかけて道路を造り続けるよりも、『教育』にお金をかけるべき」、「一番の競争力は人間なんだから」という言葉に、思わず大きく頷きました。

また、片山氏は元税務署長という経歴の持ち主で、その頃の経験による「税」観は、生半可なものではありません。

曰く「税は、納税者と向き合う、住民と役所を結ぶ接点であり、納税者に払ってもらう為には、身を処して無駄遣いをしないことが第一。払わない人には滞納処分をするわけだから」、まさにその通りだと思います。
そして、差し押さえの現場に立ち会った時の、今まで見ていたテレビに赤札が張られて呆然とする子どもの顔が、深く心に刻まれているそうです。
「そうやって取っているんだから無駄遣いをしてはいけない。無駄遣いをしては、税は浮かばれない」との言葉が、強い説得力を持って胸に迫りました。

「税こそは最大の寄生だ」とは、サッチャー女史の言葉だそうです。税は「納税者に対する痛み」で、本来その痛みは必要最小限にとどめるべき。「政治家の使命は『減税』なのですから、使途のどこかに無駄がないか目を皿にして調べるべし」と最後に激励され、奮い立った私です。

片山氏のような「税」観は、金持ち体質、ばらまき体質が拍車をかけているこの浦安に最も必要ではないかと思います。

<今週のひとことVol.122 2007.12.10>

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