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今週のひとこと Vol.112 「包む」


昨日は2月14日、バレンタインデーでしたね。スーパーの催事コーナーやケーキ屋さんの店先は、駆け込みでチョコレートを買い求める人たちで賑わっていました。好きな人やお世話になっている人に贈るものですから、ラッピングもチョコ選びの重要なポイントのようです。店先に並べられているチョコレートには、いずれも色とりどりの凝ったラッピングが施されていました。紙袋、包装紙、ビニール、箱、クッション材、薄紙とはがして行き、やっとョコレートに対面できた。そんな経験をお持ちの方も多いでしょう。

実は今年、環境省と都内のある百貨店のタイアップで、バレンタインチョコレートの簡易包装を呼びかける「チョコっとエコ」キャンペーンが行われたようです。うたい文句は「愛情はたっぷり、包装は控えめに」で、マイバッグ使用も訴えたということです。
やっと国を挙げてごみ削減を目指し始めた「はじめの一歩」というところでしょうか。

日本には昔から「包む」という文化があります。
お金を熨斗袋に包む習慣は、いまだに廃れることなく継承されています。さらにその熨斗袋を袱紗に包んだりもします。おにぎりを竹の皮で包んだり、お菓子を懐紙で包んだり、丸い西瓜でも一升瓶でも自在に包める風呂敷も重宝してきました。
「包む」ということは、袋にほうり込むのとは違い、ものをその形や重さ性質にあわせて丁寧に扱う文化だと思います。そしてその文化を、包む機能と何回も繰り返し使える機能の両方を兼ね備えた風呂敷や袱紗が支えてきました。

現代では、「ものを丁寧に扱う」文化が、商業主義に乗ってどんどん過剰になり、結果的に多くのゴミを生み出す文化へと変貌してしまいました。温室効果ガスに包まれて悲鳴をあげる地球の声に耳を傾け、今こそ「包む」文化の原点に立ち戻る時ではないかと思います。

私たちの深い愛で地球を包み、こどもたちに美しい環境を残して行きたいものです。

<今週のひとことVol.112 2007.2.15>

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