折本ひとみの活動報告折本ひとみの活動報告

今週のひとこと Vol.110 「和敬清寂」

リクエストにお応えして、議員時代のホームページで109号まで連載をしていたエッセイ「今週のひとこと」を復活します。

今年はじめのお茶会、「初釜」に出かけました。
プロフィールの趣味欄に、「茶道」と書いてあるものの、議員となった4年前からは、数えるほどしか、お茶会に出席することができず、初釜に同席させていただくのも2年ぶりになります。
初釜は、その年、最初にかけた釜でお茶を楽しみ、新春を祝うお茶会。おめでたづくしのお道具や床の飾りなど、1年で、もっとも華やかな茶事と言えます。

茶道というと、堅苦しい作法が注目されがちですが、茶道の究極は「もてなしの心」の会得。もてなしをする側も、もてなしを受ける側も、互いに相手の気持ちを思い、心を通わせることで、主と客が渾然一体となる「主客一如」の境地に達することで完成すると言われています。

そのために、利休は茶道の精神(四規)「和敬清寂」を説いています。
「和」は、互いに心を開き、仲良く合い和むこと
「敬」は、互いを認め敬いあうこと
「清」は、見た目の清らかさだけでなく、心を清くして向き合うこと
「寂」は、何事にも動じない心の強さを保つこと
お茶の世界だけでなく、何事にも通じることだと思います。

また、四規に続き、席を設けるときの実践的な教え「七則」には、
「茶は服のよきように点て」
「炭は湯の沸くように置き」
「花は野にあるように」
「夏は涼しく冬暖かに」
「刻限は早めに」
「降らずとも傘の用意」
「相客に心せよ」
とあります。

なすべき事、気をつけることのみを端的に表し、
実行する人間に考え、工夫する余地を与える。
これぞまさに究極のマニュアル…。

かくいう私は、己の作法の不器用さに心をとられてばかり。稽古不足を痛感することとなりました。が、「一人でも多くの人に、想いを伝えよう」とがむしゃらだった昨年。伝える相手の気持ちを慮ることができていたかと、自問することも多かっただけに、茶道の心に触れることで、たくさんの”気付き”もらうことができました。
<今週のひとことVol.110 2007.1.14>

コメントを投稿する

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA