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今週のひとこと Vol.103 「穀雨」

一昨日の4月20日は穀雨でした。若い世代では、「穀雨」という言葉自体聞いたことがないという方も多いかもしれません。「穀雨」は、24節気のひとつ。24節気は、1年を春夏秋冬に分け、さらにそれぞれの季節を6等分した最初の日をさします。   暦の最初の日、春のはじまりの日でもある「立春」(2月4日)、霰や雪が雨に変わる「雨水」(2月19日)、巣ごもりしていた虫たちが目覚める「啓蟄」(3月6日)、昼夜の時間が同じになる「春分」(3月21日)、万物が清々しく生まれ変わる「清明」(4月5日)、そして、種まきの準備が終わった田畑に恵みの雨を降らせる節気が「穀雨」です。  昨日もそうでしたが、この季節は時々嵐のような突然の雨風に見舞われます。日本海側で発達した低気圧と、太平洋側から流れ込む暖かな空気がぶつかって、大気が不安定になるためだそうですが、やっかいな突然の雨も「穀雨」だと思うと、ありがたいような気持ちになるものです。  日本の暦には、24節気を更に3つに分けた七十二候や、八十八夜、土用などの雑節など、季節の移り変わりや節目を事細かに知らせるものがあります。折々の小さな自然の変化をとらえ、それを継承しようとしてきた先人たちに、自然とともに生きる者、他の生き物と自然の恵みを共有する者としての謙虚さを感じます。自然を愛し敬い恐れる…環境保護は、日々の暮らしの中で、季節の移り変わりを敏感に感じることから始まるのかもしれない。そんなことを思い出した雨上がりです。
<今週のひとことVol.103 2006.4.22>

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