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今週のひとこと Vol.102 「金メダル」

今週のことば VOL.102 2006.4.12

 先月行われた史上初の国・地域別対抗野球"ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。日本チームが世界初のチャンピオンに輝くという快挙に、国中が歓喜と興奮に包まれました。みなさんのお宅でも、家族でテレビを見ながら代表選手たちに声援を送り、優勝の瞬間にはいっしょに喜び合ったりしたのではないでしょうか。テレビ中継の最高瞬間視聴率(関東地区)は、準決勝終了直前に50.3%、決勝の王監督の胴上げの場面で56.0%を記録。「テレビで応援してくださった方が、日本チームの活躍を観て、またたびたび球場に足を運んでくれたり、子どもたちが野球をやりたいと思うようになってくれるといちばんいい」と優勝後王監督が語っていたそうです。子どもたちが将来に希望を見いだせない時代の中で、今回の日本代表選手の姿は、野球に限らず夢に向かって頑張ることの意味を、たくさんの子どもたちに教えてくれたに違いありません。
 日本チーム優勝の興奮がようやく落ち着き始めた頃、園に素敵なお客さまがいらっしゃいました。ロッテの藤田投手が、WBCの金メダルを園の子どもたちに見せにきてくださったのです。

残念ながら私は同席することがでいませんでしたが、保育士の話によると、子どもたちはもう大興奮!メダルを触らせてもらたり、選手にだきついたり、大変な喜びぶりだったそうです。その後うちの園で大きくなったら「野球選手になりたい」という子どもたちが急激に増加したのは言うまでもありません。
 今の子どもたちが将来に夢を持てないのは、目標にしたい大人が少なくなったことが一因にあると思います。「どんな手段であれお金をたくさん稼げればそれでいい」という価値観が蔓延する中、チームのため、ファンのため、時に母国のためにがんばり、憧れや感謝や誇りなどお金には換えられない報酬を得ることができる野球選手という職業が、とてもきらめいて見えるのは子どもたちだけではないでしょう。職業というものは、お金を稼ぐ手段だけではないことを金メダルの輝きが物語っています。

<今週のひとことVol.102 2006.4.12>

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